劣等感

劣等感は人と比べることで初めて沸き上がってきます。

比べることが出来る人がいるからこそ劣等感は存在するとも言えます。そうでなければ、劣等感など出てくるハズもありません。

例えば、カップルで仲良さそうに歩いているところをあなたが目撃しました。あなたは独り身です。恋人もいません。すると、いいなぁ、なんで私は一人なんだろう?って思い始めるのです。

もしも周りの人が独り身の人しか存在していなかったら、そんな劣等感は生まれてきません。そもそも付き合うと言う概念すらないかもしれませんね。

つまり、今までの経験や価値観、考え方が軸となって他者との比較をすることで劣等感は生まれてくることがお分かりになるかと思います。

しかし、この世の中には独り身の人は溢れるほど存在しています。

と言うことは、人は他人にあって自分にないモノ、足りないところを見ては自分はダメだと勝手に判断していることになります。

自分は手に入れていないのに、あの人は手に入れている、自分はダメなのにあの人は優れていると勝手に判断してしまうのです。そうゆうところから劣等感は生まれてきます。

劣等感は、その人をダメにもするしもっと良いところを伸ばす薬の様な働きをする場合もあります。つまり、使い方ですね。

例えば、独身はダメだと言う人もいます。

独身だから自分はダメだと卑下するのです。しかし、そう思わない人もたくさんいます。独身は自由だ、何ものにも縛られない、一人の時間を大切にしたい、お金も時間も全て自分の為に使えるなど、独身の良い部分に目を向けられる人もいます。

背が低いことを気にする人もいれば、背が高いことを劣等感に感じる人もいます。視力が良いことを気にする人もいます。肌が白いのを気にする人もいます。

離婚したことを気にする人もいます。独身がダメだと言う人もいます。

結婚をしたくないと言う人もいます。子供は絶対に欲しくないって人もいます。

それらを見て、羨ましいと思う人もいます。

つまり、どこまでいっても自分にないモノで人が持っていると誰もが羨ましいと感じるモノだと言うことがお分かりになるかと思います。それが、劣等感です。

劣等感は絶対的なモノではありません、完全にその人の主観的なモノです。周りから見れば、大した問題ではないことがほとんどなのです。その人本人だけが劣等感を抱いているモノなのです。



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