ずっと好きで好きでたまらなかった人、相手にもされなかった、付き合えなかった、長い間付き合っていたが別れる事になってしまった、結婚したかった、特別な思いを馳せた相手。
忘れようと思っても、そう簡単には忘れられるモノではありません。
常に頭のどこかで思い出してしまう。いつもその人の事が頭から離れない。もう終わったハズなのに、どうしても思い出してしまう。そんな苦しみにも似た様な感覚。誰もが経験をお持ちでしょう。いえ、今現在そんな風になってしまっているかもしれません。
不思議なことに、忘れよう忘れようとすればするほど、その記憶は強固なモノになっていく。決して忘れることが出来ない思い出になってしまう。
でもね、忘れられないって事は、別にわざわざ忘れる必要がないとも言える。思い出しただけで涙が出てきてしまうかもしれません。それでもいぃんです。
以前過去にも同じ様なことがあったかもしれません。忘れたくても忘れられない事、人。でもどうでしょう。今はそれは過去のことになっていませんか?例え思い出したとしても、もうつらい思いはしないハズです。
一つには、時が解決してくれるってことです。
もしかしたら長い時間が必要かもしれません。しかし、いずれ思い出さなくなるか、思い出しても良い思い出として残される様になるハズです。
今は、心かき乱される様な思いに捕らわれてしまうかもしれません。だからと言って、無理にとか強引に忘れようとすることはありません。
つらいかもしれません。悲しいかもしれません。しかし、その記憶と共に歩み続けるしかないのです。決してあなただけではありません。私だって同じです。
もう大丈夫だと思っていても、チョット隙を見せるとスグに思い出してしまう。そして、どうしてあの時…、なんて知らないうちに思い出したり思考の堂々巡りを繰り返したりしてしまいます。
どんな理由であれ、どんな状況であれ、過去は過去。後戻りも出来ません。そんな事は分かっているのに、どうしても思い出してしまう。しかし、そんなに自分を責めないで欲しい。
誰にだってあることです。
そして、そんな自分を許してあげて下さい。受け入れてあげて下さい。例え誰にも受け入れてもらえなかったとしても、せめて自分だけは自分自身を受け入れてあげて下さい。許してあげて下さい。
そうしないと、誰からも受け入れられない記憶はいつまで経っても癒やされる事がありません。だから、いつまで経っても忘れられないのです。記憶と言うのは、過去の自分自身です。その受け皿は、あなた以外にはいません。
だから、どんな失敗だったとしても、許せない思いも、くやしくてくやしくてたまらない思い出も、悲しくてどうしようもない記憶も、全部全部許して受け入れてあげて下さい。あなたが、あなた自身を癒してあげるのです。
そうする事で、忘れられなかった記憶もいずれは良い思い出に変わることでしょう。
全てを自分の糧にして、共に歩くしかないのです。たまには立ち止まってゆっくりして、また自分のペースで歩みだせば良いのです☆