本当に思考は現実化するのだろうか?闇に捕らわれている者にとっては、いささか信じがたい言葉であろう。
知らない人もいらっしゃるかもしれませんが、多くの人の目に触れる様になった’思考は現実化’しますよってお話し。
私もそうでしたが、こうゆう言葉を見るとほとんどの人が’思考’を頭で考えることと捉えてしまう。つまり、考えた事が現実化するのならば、一生懸命望む現実を’頭’で考えてしまう。
これが、さらに闇に捕らわれていく要因になっているとも気づかずにです。
多くの本を読んだり、セミナーに参加してみたりしても、一向に変わらない現実。それにより、不信感は増々高まっていくことでしょう。
本当に思考は現実化するのか?ウソなんじゃないのか?
そんな疑問と戦い続けることになる。そして、あぁやっぱり私はダメなのね…。ドツボにハマっていく…。悪循環の始まりです。
この日本語に訳された’思考’が、人々をさらなる深淵へと追い込む事になるとは、誰も考えもしなかったのかもしれない。
しかしながら、この本やCDなどで多くの人が現実を変えていったのも’事実’です。それは、間違いのない’事実’。じゃぁ、うまくいかない人との違いはなんなんだろう?
そんな風に考えてみたことはあるだろうか?
それは、’思考’と言う言葉の意味のニュアンスだったり、その人の言葉の捉え方に起因するところが大きいとも思われます。
つまり、心で思った事/頭で考えた事が現実になる、とそのまま捉えれば、やっきになって一生懸命望む事を考えるに違いない。そう、ただ思っているだけ。願っているだけ。だから、多くの人がうまくいかないんですね。
普通に考えてみましょう。例えば料理。あまり料理が得意ではない人が、一生懸命になって’料理が上手く出来るように’…、と思ったとしてうまくなりますか?ってことです。
初めての仕事でうまくいかなかったり、失敗してしまったとして、あたまで’仕事がチャンと出来る様に’…、って思ったとして、果たして仕事が出来る様になるだろうか?
まずもってうまくいく様にはならないでしょうね。あなたは、どうお考えになりますか?
料理でも仕事でも、失敗しようがなにしようが、じゃぁ次はこうしてみようって繰り返しやるだけじゃないですか?ただそれだけで、いつしか出来るようになっていませんか?どうでしょう?
その時(取り組む時)のマインド、すなわち心の持ち方で、早く出来る様になる人もいれば、多少時間がかかる人もいるってことじゃないでしょうか?
そのマインド/心の持ち方こそ、ココで言う’思考’に相当するとは考えられませんか?
この言葉の捉え方一つで、まったく違った結果になってしまっているのです。
心⇒考え方⇒行動⇒結果
良く見る図式ですが、この最初の’心’が本当の意味での’思考が現実化する’の’思考’に相当する様な気がします。