前回の記事の続き…
もう支払わなくていぃ…。普通にの人にとっては極々当たり前の事。しかし、10数年間に渡って支払い続けてきた私にとっては、なんとも不思議な感覚でした。
月々の支払いがない。どれだけホッとしたことか。。とても言葉だけでは伝わらないだろう。
しかし、嬉しさの反面、支払わなかったらどうなるんだろう?その疑問は、頭から離れないままだった。そんな中、毎月の支払期限がせまっていた。
…支払い期限日。特に何もなく過ぎていった。
明くる日。早速、サラ金業者からの電話が鳴る。「えぇ、◯◯さんのお電話ですか?サラ金A社ですが…。先日のお支払いがお済みではない様ですが、どうかなさいましたか?」
きた!!早速きた。本当に早いです。期限日まではギリギリ待ってくれた。しかし、速攻で連絡がくる。まぁ、当たり前ですが…。
実は、◯◯弁護士事務所にお願いをして任意整理にはいりました。今後は、そちらに連絡をお願い出来ますか?「そうですか。では、弁護士さんのお名前と連絡先を教えて下さい。」
実は、サラ金業者さんにとって、弁護士さんや司法書士さんは天敵。一番やっかいな相手なのだ。一般の人にとっては理解しがたい部分もあるが、サラ金業者も強気には出られない。だからこそ、早めに相談をした方が良いのだ。
この1社だけではない。次々とサラ金業者から電話がかかってくる。「どうかなさいましたか?」その度に任意整理の件、連絡先を伝える。
初めは高圧・強気な態度であっても、事務所の事を伝えるとあっさりと引き下がる。ものすごい効果テキメンである。
しかし、当時の私はそれでも不安で不安ですぐに事務所に電話を入れた。これだけスグに何社からも連絡があったのだ。いくらお願いをしていると言っても、不安にならない方が変だ。
「電話がかかってきた?で、伝えたのか?」えぇ、伝えました。「じゃぁ、もう大丈夫だ。後は、コチラで進めるから、万が一サラ金業者から連絡があっても君は何も答えなくていぃ。全て、コチラに連絡させてくれ。」はい…。
その後、サラ金業者からの連絡が一切途絶えた。電話・取り立て、全てである。一切の支払いをしていないのにも関わらず、何の連絡もこなくなったのだ!!
そんなホッとしている最中、先方では和解交渉に入っていった…。