アレだけ苦しめられてきた毎月の支払い。それが、ピタッとなくなったのである。
月に5万10万の支払いに怯えながらの人生。とてもとても言葉では現せないくらいの重圧。いつまで続くのか検討もつかない。それが、たった一回の相談で全くなくなったのである。
もちろん、完全になくなったワケではない。これから、事務所に支払いがある。そして、和解交渉の結果次第では、またしばらくは月々の返済が始まるのである。
しかし、その間は一切の支払いがなくなった。今のいままで、
お金がない
って思っていたその金額が、返済がなくなっただけでとても大きな金額に感じられた瞬間だった。借金に手を出す前、少ないと感じていた収入がとてつもなく大きな収入であることを理解した。
もし今あなたが、お金がない・少ないと感じているのであれば、それは何かの間違いか幻想かもしれません。つまり、何を基準に少ない・ないと感じているのか?
収入がなくなった私には、その事が身に染みて理解出来た出来事となった。
支払いがなくなったのもつかの間、事務所への返済が始まる。着手金・減額報酬など。まずは、和解交渉中なので着手金から支払う事になった。
月々の支払は、2万程。今までに比べたら本当に微々たるモノであった。もちろん、収入が厳しい事もあり、とても楽とは言えない状況ではあったが、’本当に払える額’だったのだ。
これから数年間(約5年くらい)は、しばらく支払いが続くであろう事は察しがついた。しかし、それでもうオシマイ。そう、支払いに終止符が打たれる時がくる。そう実感させてくれるだけのモノがあった。
見える世界がガラッと変わったかもしれない。現実自体はそうは変わっていないが、捉え方・受け取り方が全然違う様な気がする。
あの時、勇気を持って相談して良かった。心底そう思える。この支払いが終わった時、さらにその事は大きな意味を成すかもしれない。